午前中は生のるつぼの仕上げ。
型由来の傷や何やかやを消すため焼成する前にペーパー掛け、あるいは水引きといって(会社方言かも?ロクロ引きじゃあありません)濡れた布で磨きます。どっちにするかは材質の生段階での特性次第。今日はペーパーでした。タイミングはやっぱり材質ごとに都合のいいタイミングで。
午後は、この詳細ナイショの角棒。
完全オーダーの材質で生強度が滅茶へなちょこだったり、まあとにかく扱いずらいので、型から抜いたらすぐに棚板にベッドを作って乾燥~そのまま素焼き焼成~仕上げ加工~本焼成。という手順に落ち着きました。
これらは結局焼成後に平面研磨で寸法出しをするんですが、だからと言ってガジガジなままでは焼成割れや歪みのオンパレードになってしまい、焼けても加工時大変都合が悪い。とりあえずその後の作業が楽なように少しでも柔らかいうちに詰めるところまでは詰めるわけです。
で、この本焼成前の仕上げ加工もできるだけ精密にできるよう治具を作ったりいろいろK.U.F.U.したりもしたんですが、最終的に定盤に置いたサンドペーパーに指でもってこすり付けるのが一番うまくいく。という身もフタもないほどプリミティブな結果に。今ここ、みたいな。 一周回ってなんの工夫もないという
まあ一本一本各4面すりすりを寸法測ったりピンホールやクラックのチェックしながらやるわけですが、4時間200本+αは結構な修行で指が今攣りそうです。というかさっき攣った(笑
意外と苦痛でもなくてラジオ聞きながらへらへらしながら出来たんですがいやあ四時間が長かった、なかなか減らない感じ。同じ四時間弱でも『七人の侍』ならあっという間なんだけどなあ。まあ『七人の侍』は「最も短く感じる四時間弱」としてギネスに乗ってるんですけどね(当然うそ)、この辺やっぱりアインシュタインの言うとおり時間も相対的なものなんでしょうなあ(よくわかってなくて言ってます)
顔も足元も粉だらけ、なんか飴喰い競争で張り切っちゃった教頭先生みたいな状態ですが妙に仕事した感があってなぜか気分がいい。
で夜は塗装中のこれを磨きます。夜もペーパー掛けかよ!!
出先の近所のゴミ捨て場でネックがついてないボッロボロのハッゲハゲを拾ってきたんですが、ブリッジ見たらフェンダーでした。有名だよね?もとは結構高いんじゃねえの?
今テーブルでも作ろうと遊びでスプレーしてるんですが、復活させた方がいいんでしょうかね?ピックアップも通電してるし。足りないパーツ買うと結構な値段になりそうだなあ~、特にネック。アンナン自作できる気しないし。
ギター、カエルの歌一本ずつ引くしかできないんだけどなあ。何よりもそれがネック。ギターだけに