2021年4月3日土曜日

マグネシアるつぼ とチェス映画


 とりあえずマグネシアるつぼ、みんな大好き「クリーム色のニクイやつ」



  写真あんまりクリーム色じゃないけど…





『クイーンズギャンビット』鑑賞以降、娘がチェスにプチハマり中、とは言え対局する気はないようで、手筋ソフトの「レベル易しい」を結構やってるみたい。面白いチェスの映画ないの?なんて聞かれまして…

 そんなに関心ないしそもそも伝記映画が苦手なせいで経験不足かもしれませんが、チェス映画、囲碁将棋もそうなんですが、意外と少ねえな。というイメージ。でもすごくいい映画が多い気がする。あくまで気がする。

古いけど『ボビーフィッシャーを探して』

まあ最近と言えるのは『完全なるチェックメイト』

 この2つは鉄板ですね。どっちもいい映画だからこれを娘にとりあえずおススメして鑑賞済み。成功しました。

 特に『ボビーフィッシャーを探して』のほうは、みんな大好き管理型英才教育に対するアンチテーゼとして子育て中の皆様にもお勧めですよ。

 親のモーレツな頑張りでどうしても東大入れたりプロゴルファーにさせたりしたいんだったら見ないほうががいいですけど。。お前が受験しろよ!みたいな親御さんね。

 まだ痩せてる若かりしローレンスフィッシュバーン(サミュエルLジャクソンと見分けがつかなかった頃)もいい感じにトッポイ役で出てるし、ベン・キングズレー、ジョアン・アレンとか「あー知ってる知ってる!誰だっけコイツ?名前出てこないけど」といった名優たちがそろってて文句なしですよ。

 

 天から与えられた才能と頑張りで恵まれない環境から抜け出す!ためのツールになってるいわば「タレンティッドガール&ボーイもの」といった感じのものが多いんですが、チェスやスポーツの場合、まあぶっちゃけ相当量天賦の才次第だよなあ~という凡人にはどうしたってマネできない鋼の障壁があるのであんまり共感できないことも多いんですよね。伝記映画があんまり好きになれない理由でもある。どーせ俺なんてさ、あーあ(笑

 

 そんな中、ものすごく観たいのに長年観れてないのがサンドリーヌ・ボネール様主演の『Queen to play』(これは英題、元のもとはもちろんフランス語。多分日本未公開で日本版DVDもないんじゃないかな)

 これは、なんか心狭苦しい思いを抱いてるごくごく庶民の生活してる女性がチェスと出会って魂開放!みたいな作品です。昔からみんな好きなやつ。まあ、これも実は才能があったんですがね、そんな突然ワールドクラスじゃなくて結構狭い社会の中なんで許せます。田舎なんで(に限らずか)いろんなあるあるなシガラミもあるし身近です(笑

 お話のメインラインは「女性が自立する戦い」なわけですが、朝ドラみたいに一歩引いて冷静に眺めると「頑張ってるといえば聞こえはいいけど、この女、周りにけっこう迷惑かけてんな!」というところが無いので心さわやかに中年女性(ここ重要)の青春教養小説的に楽しめます。のハズです。

 


 観たことないのに何で知ってるかっつうと原作を読んでるから。

 「原作小説がスゲエ心に刺さった場合、実は映画化なんかしてほしくない」というあるあるパターンなんだけど、サンドリーヌ・ボネール様は観られる限り全部観る!と決めてるのでいつか必ず観るぜ!

 

 皆さんおススメの「チェス映画」教えてください!!

 チェスそのもの、もしくはチェスプレーヤーがテーマでチェスシーンがいけてる作品でお願いします。ドキュメンタリーでもOKです(絶対面白そうだよね)

 登場人物の一人がよくチェスしてるだけで、何のアレゴリーやメタファーにも特になってないような単なるキャラ付け水増し設定みたいのはナシで。メチャンコ面白い作品ならそれはそれでアリですけど。







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