マグネシアるつぼ、緻密質です。ご存じ「クリーム色のニクイやつ」
今日は「ニクイやつ」の話をしようかな。
今月、更新内容が雑だとお気づきのあなた、正解です。
もちろん、年度切り替わりで製作品が少なく(とほほ)、ここで紹介できないようなのもあるのでなおさらではありますが、それよりなによりネットフリックスのせいであるのは明らかです。
加入以降、連日晩御飯の後には「ヒョンビン、ヒョンビンまたヒョンビン」完全に、我が家の序列は、
家内>長女>ヒョンビン≧長男>>>>>>>>>>>わたくし
と、なっております。
ネトフリオリジナルのドラマは意外と一話が長かったりもするので時間を食われて俺が映画観る時間が夜取れないわけです。(見終わるのが12時回るようなときは観ないので)
これは一大事、やむなくお昼ご飯食いながら1時間映画を見て次の日続きを見るという「前後半システム」導入中。最悪だ!!
とはいえ、今まで涙を流して我慢してたネトフリオリジナル映画は次々鑑賞中。しょぼいのもあるけど劇場用作品と全く遜色ないのですごい。金回収のシステムの違いからか大作じゃなくてこじんまりとしたドラマモノ佳作やシネコンぎり掛かるか掛からないかぐらいのジャンル物もなかなかいい。これじゃあミニシアターつぶれっちゃうよ!これまた問題大あり!!
問題ありありですが、とにかくいろいろ鑑賞中。
土日にうっかり見ちゃったおすすめ作品は、
『これからの人生』
主演は御年86歳のソフィアローレン!!さすがの演技力で存在感半端ない!!半端ないってこういう時いう言葉ですよ!どんだけーとかも。
しかも、とても若々しくどう見ても80歳(笑
ばあさまが孤児と一緒に暮らす。二人はお互いを成長させます。つう筋立て以外、ここでは内容は一切語りません。とにかく見られる人は見て!!
無理やりヤキモノ目線でいうと、軽ーいコメディタッチの陽気な下町の肝っ玉若奥さん的な役柄の作品だとイタリアの庶民の生活感丸出しになってぼってりした土物の食器や花瓶が見放題です。ジノリみたいのばっかりがイタリアじゃないぜ!
基本的に似通うところのない他人同士が共同生活する羽目になる映画は結構好きです。
中でも「グロリア・シチュエーション」と俺が勝手に呼んでるオバサンが赤の他人のガキンチョを守るパターンは良作多し。別にマフィアの向こう張る必要はないです。
『グロリア』はこれですこれ
ジーナ・ローランズ!!『精霊の守り人』を読んだ時も最初にパッと思い出したのが『グロリア』でした。
この『これからの人生』なんか既視感あるなあ~と思ったら・・・
これのリメイクでした。こっちはシモーヌ・シニョレ主演。シモーヌ・シニョレもティーンのころ白黒の古いのを観漁った名優でフランス映画界の神取忍といった顔立ち。
美人とおへちゃの境界線で男のみならず周りの皆さんを狂気に叩き込むようなスリラー、サスペンスものが十八番(たぶん)。『悪魔のような女』とか。ちなみに悪魔のような女もグロリアも90年代にシャロンストーンでリメイクされてます。シャロン・ストーンは現代型っぽい印象だったけど、実は50年代型ファムファタルの直系なのか?
シモーヌ・シニョレの若いころちょっと調べたらこのシモーヌ・シニョレ版の『これからの人生』、日本版がないらしい。俺見たことあるんだけどなあ。TVなのかビデオ屋で借りたのか全然思い出せない。どこで見たんだろう?超不思議。誰か教えてください。追記・勘違いでした、DVD売ってないだけっぽい。
こういった綺麗目こわもてオバサンが大好きな少年時代でしたが、もう一人紹介。
超アコガレ!のフェイダナウェイ。フェイダナウェイに冷たい眼で無言で突き放されたい願望が周りの映画ファンにもありました(少しウソ)。見やすいおすすめは『ネットワーク』と『チャイナタウン』でいいかな?
残念なのはオバサンばあさんになってから特段な作品がないのが残念(ジョーンクロフォード役になったやつは違う意味で強烈だったけど)
この、ずば抜けた美人とまではいかないところがいいんだよ!(ポリコレ的にいろいろ問題ありそうな発言が続いてますなあ)
まあネットフリックス、意外にもこの手の往年の名作がロクスッポ見られないのは大変残念です。オリジナル作品目的とすれば素晴らしいけど、俺は基本的に劇場で見たい主義なのでそれも残念。
残念残念言ってるうちはまだいい方で、みんなが家で配信見ればいいやってなると、映画ファンには絶対に不幸な未来が待ってるような気がします。
え?『ニクイやつ』って何だったんだよって?
そりゃああげつらった画像見ればお判りでしょう。
どう考えてもマルチェロ・マストロヤンニですよ!!コノヤロー
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