2019年9月18日水曜日

MOT's展示会 次回はNIMS(並木地区)

 来月の話になりますが、次のMOT's技術展示会はNIMS(物質・材料研究機構)並木地区で開催します。

 というわけで横断幕設置!




 で、こちらがナノバイオ遺伝子極秘テクノロジールームから逃げ出したカマキリ(全部デタラメですよ)
 僕もスーパーヒーローを目指してますので、ちょっと一口噛まれてみたいと思います。
首が後ろに回るだけだったらやだなあ。

2019年9月17日火曜日

アルミナの小るつぼ 蓋付き

 取り立てて言うほど特殊じゃないものですが、小さなアルミナのるつぼ。
 
小皿に乗っちゃう「おつまみサイズ」でーす
火葬場の待合でよく出くわす(個人の印象です)ちっこいサラミぐらい

 こういったやや細長のるつぼは石英管に入れて使う、なんてことも多々あるようです。
 使用する石英管の内径に合わせて製作できますので、出来合いのるつぼの寸法が「オビタスキ」状態の方はご相談ください。

    サイズ違いのこっちは、蓋もついてたりして


 
 なーんかうっかり梱包前に写真撮り忘れちゃったんで、画像は使いまわしなんですけどね。
 

2019年9月12日木曜日

アルミナのサヤ

 ぬるい記事投稿が続いてしまいましたが、何お前俺の注文したやつちゃんと作ってんの?という声が聞こえてくる前に、ほら作ってますよ!
 
C1発泡耐火煉瓦を表札風にしてみました。ってそっちじゃない!
右の三段積みのサヤ。アルミナの多孔質です。
かなり粗目の固形鋳込みで作ってるので縁がガリガリになりがちですが強いはず!

 サヤ、匣鉢、セッター、呼び名は何でもいいんですけどね。これらは使い道や形状によって微妙な包含関係のすれ違いこそあれ今回みたいなものの場合同じです。




 前回月曜日に文章量の水増しのためうっかりバカなこと書いたせいで、三人もの学生さんから「SF好きなんですか?俺もっす。云々カンヌン」などといったメールいただいちゃいました。あのね、皆様のような旧帝大クラスで物理学んでるような人とワイワイ一緒に話せるほどじゃありませんよ、まるっきり。

 超定番の傑作名作でも読んでないのたくさんあるし、話題になってたり、なんとなく気になってネビュラ賞受賞作、とか後ろに書いてあれば読んでみっかな~ぐらい。近年は女性や中国系の作家がのしてるみたいだから漁ってみてやっぱり面白いな!とか、とはいえ『三体』は文庫が出るまで我慢我慢を決め込む予定。

 こっちは熱血マッチョが宇宙でドンパチやってりゃあ喜ぶレベルなんで、何光年も離れてるはずの惑星のピンチにほぼ一瞬で駆け付けたってあんま気にならないし、宇宙空間で上(ってなんだよ)から爆弾を自由落下させて攻撃!とかも五秒ぐらいは飲み込みにくくなるけどアジアン美女の戦死シーンが観れて満足、そんな程度です(スターウォーズEP8ディスじゃないですよ!)

こんなんは完全にジャケ買いやぞ


 というわけで知らなかったことにしてください(笑

 昨日のイノウエさん動画で釉薬の名前、ひいては分類、みたいな話をされてて面白かったです。今までこれで来てんだからいいんじゃねえの?とか言いつつも腑に落ちなかったなにか、のような余計なことを考えるきっかけにおすすめ。ちょっとここでも後々まとめてプチ提案してみます。
このサムネ(笑




ヤは、ヤキモノ屋は煙突越しに無慈悲な夜の女王の夢を見るか?と考えるには最適の日々のヤ

2019年9月9日月曜日

朝の周りの様子

 とか言いつつ危機感それほど無くぼさーっとテニス見てたんですけどね。台風直撃?多分





 


 工場は直接被害はないけどこのぐらい降ると壁に雨漏り(浸みてくる)するところがあるってのがわかりました。ここまで横殴りの激しい雨はなかなか記憶にないもんなあ~

 ココの部落はちょっとした高台で水はけも素晴らしいので水っ気による災害、特に洪水災害は95%ないはずだけど(『ディープインパクト』級はどうなっちゃうのか知らん)、風は平等に喰らいますね。
 ハウスは去年も喰らったんだけど、所用で先日バンド外したまますっかり締め直すの忘れてました、恥ずかしい話で。

 昨日ヨシズ外したり、倒れそうなもの、吹っ飛びそうなもの片付けたりしたのにハウスのことなんで気が付かなかったかなあ~。ゼロから片付け直すしかないかも、メンドクサー。暑さにかまけて手抜き横着がこのざまです。

 夜中だってイエーイ台風だぜ!(私、台風好きです。若いころは嵐の中風上に向かってびしょ濡れになりながら歩き出したりしてました)なんつってNHKつけっぱで『彼方のアストラ』全五巻一気読みとかしててバカじゃねーの。

 もう20年ぐらいほとんどマンガ読まなくなってまして、子供たちが大きくなってきたここ数年はうちの中にも漫画が転がってるんですが、個人的には『ちはやふる』と『斉木楠雄のΨ難』しか読んでなかったんですよね。
『彼方のアストラ』はボンクラ一号がテレビアニメ見てるのたまたま横目で見て、原作持ってるってんで昨日借りて初めて読みました。低レベルとはいえ好きなジャンルはと聞かれれば答えないけどSFですし、自称早川チルドレン(ハヤカワ文庫大好きっ子)でもあるので、少年ジャンプの連載漫画に期待してなかったんだけど面白かったですよ。ありがちな連載が続いてどんどこ話が膨らむってんじゃなくて始めっから全部決まってた通りの話なんじゃないかな。

 漫画マニア、SFマニアからの評価は知りませんが、ちゃんと面白SF活劇仕立てのミステリーになってました。面白い。四の五の言われそうなところはたっぷりあるけどそもそもフィクションなんてご都合主義じゃい。あほの知ったか小僧はパクリパクリ言いそうだけど上手くできてる。
 インターステラー
 11人いる
 ジュールベルヌ各種
 ブレックファストクラブ
 1984(とかとかのディストピアな世界政府があるやつ)
 これ以上出していうとネタバレしそうだけど、そのあたりが好きな人で少年漫画が好きな人にはお勧め。
 良くも悪くもガッツリ熱血少年漫画テイストの萩尾望都といった感じで俺の好きなフュージョンでした。
 

 こんなの読んでるんだったらひとっつもうちの手伝いすらしないボンクラとはいえ小遣いやってもイイかなとは思いましたよ。実家からAKIRAだの持ってきて読ませてやろうか。

 なんでこんな一つも意味のない話を書いてるかって言うとですね、
 そりゃハウスと倉庫の片づけスンのが億劫だからですよ。

 ・・・・何も成長していない・・・

 

 
 


2019年9月6日金曜日

るつぼ屋のおやじ 無謀にも植木鉢(含む盆栽鉢)を語る! 巻の1

 前回記事に記しましたが、友人から植木鉢(じつは盆栽鉢)のオーダーをいただきました。前々からずっと研究(というほどでもないけど)じっくり考えてみるべきであるなあ、と懸案事項でもありました植木鉢、ちょっと(頭の中で)掘って整理してみたいと思います。
 かなり長文になりそうですが面白く読める人は読めるはず。無駄口に興味のない方は後半からでもOK!

 つくばを代表する研究所の一つ(俺が好きなだけかも)森林総合研究所の川上先生(有名鳥類学者・主に白縁メガネ)が無謀にも恐竜を語る本が面白かったわけです。鳥類はある種の恐竜の進化系だと考えられる今日この頃、鳥も恐竜も同じようなもんじゃ!鳥類目線で恐竜も語れるはず。だとすれば、俺(無名るつぼ職人・主に青縁メガネ)が植木鉢を語ったところでおんなじヤキモノの器なわけだしそこまで調子っぱずれなことでもありますまい。
 もちろん私は川上先生じゃないので知性はもちろん、読んで面白いほどの文章力もありませんし、これは挑戦状じゃなくてラブレターですよ、なんていう謙虚さもあんまりないので期待しないように。盆栽マニアは今のうちに読むのをやめた方がイイかも。

 普通の食器や花器よりも植木鉢盆栽鉢の方が考え方によっちゃあ坩堝(というかファイン)に近いんですよ。そりゃ一番るつぼに近いのは土鍋やグラタン皿とかのオーブンウェア、フレイムウェアの類なんじゃねえかと思いますが・・・まあその辺は書き出した勢いもあるんで細かいこと言うナって。

 とまあ、その辺をつらつらしようと思ってますが、先に言っておきますが私は盆栽についての知識はゼロです。オーダーした友人もぶっちゃけ始めた?ばっかりのドシロートだそうで、こんな形のに作ってくれよ~程度の話なので引き受けました。これが条件の細かいガチのマニアだったりしたら引き受けませんし向こうも俺になんか頼まないでしょうね。
 勝手な思い込みで申し訳ありませんが、盆栽はクッソめんどくさい連綿と続くしきたりマナータブーそのたもろもろ権威付けの済んだ何かがありそうだよね。お茶の世界の嫌味(はたから見てシチめんどくさく感じるとこって意味です。別にディスってません。あんま興味ないし)、ジャズマニアやSFマニアのウルセー感じとかのアレみたいな(すべて個人の偏見です)

 とりあえず書物や当たってみたネット情報を取りまとめて、この灰色の脳細胞が好き嫌いの激しい子供が八宝菜を食べるように要点を抜き出してヤキモノ視点で植木鉢盆栽鉢を語ります(ぶっちゃけとりあえずエビデンス抜き!)


~~~~現在検索中・現在検索中~~~~~~


 おお!俺も植木鉢作りたかったんだよ!どれどれ。と思ったあなた。ネットはあんまりあてになりません。というか指標になるほどのレベルでは情報を集められませんでした。もちろん私のことですから研究ベースの論文やそれに類するものを検索してみようと思ったんですがほぼほぼ日本語はゼロ。植木鉢、盆栽鉢、必要な機能。みたいな検索の掛け方では盆栽好きがおんなじようなこと言ってるだけで「ソコをもう一つ具体的に…」みたいな感じの情報ばかり。我々がいざ作ろう!とした場合のよりどころや外せない基本線はいかにも心もとない程度です。俺の心がもう一段回すさんでたらもしかすると目がつぶれるような下品なディスワードが並ぶことでしょう!なページもチラホラ。
 
 調べた割に得るものが少なかったんで一言だけ余計なこと言わせてもらえば、立派な盆栽作ってるっポイ人のページには大体「『盆栽』とは「盆(鉢)」と「栽(植物)」でできています。どちらが欠けても盆栽ではない!木だけじゃなくて鉢にも心砕くべきです!」とおっしゃってます。俺なんかそれ読んでほーほーなるほど上手いこと言う!と感心したわけですが、こと鉢に対する件を読むと、ヤキモノ人ならほぼほぼ皆さん「エラソーなこと言って語る内容が(中略)かよ!」な印象持たれること必至。

 これは俺が上から目線だということは認めるとしても、植物を愛してる盆栽初心者の方だって同じ感想を持たれるはずです。もちろん向こうもヤキモノ屋じゃねえんだからしょうがないのは分かってますよ。勢い重視で書いてますからソンタクよろしく。

 茶器ならいいんですよ、そいつが何言ったって。場合によっちゃあ水漏れしてたって構わんような気持ちの世界だっていえばそれまでですから(極論ですよ、気を悪くしないでね)
 でも植物を育てるための容器、である以上、食器やなんかとは違って物性からくる機能というものが非常に大事になるに違いないんですよ。

 花瓶から茶を飲もうがコップにスパゲッティ入れようが細かいこと抜きにして都合悪いのは気分ぐらいなものですが、コップに植木をブッ刺したら根腐れしちゃいますよね。不都合からくる「生命の危険」があるわけです、大げさに言うと。そりゃ上手に育てりゃ緻密のルツボでサボテン育ててる友達もいますけどね、とりあえず今はそういうことじゃないってことで。

 ぼんやりした批判めいてますが、そんなこんなで一時間パーにしたので、信用できる人の書いた本から引っ張ることにします。




 素木洋一先生著「セラミックスを考える」
もう手に入らないような本で申し訳ありませんがこの本の1章7項に「植木鉢の科学」という題で4ページほど。この本は多少専門チックな知的面白読み物、セラミックエッセイといった風で、専門的過ぎず大雑把過ぎない「楽しい本」です。昭和62年の本ですよ。俺が中山でサクラスターオーが競走中止したの目の前で見て世の中を信用することをあきらめた年じゃね?メリーナイスじゃスターオーの代わりは務まんねえんだよ!みたいな(唐突に遠い目)
 もっと古い窯業関係の専門書も手元にある分はあさってみたけどこれしか今回役に立つ記述を見つけられませんでした。植木鉢なめられてんなあ。

 あととりあえず、序文。すばらしい!
この先生の弟分?が俺の先生の一人ってなんたる幸運

   
 植木鉢の項はたった4ページの内容といえ、まるまる引用したほうがいいレベルに簡潔にまとまってて本来俺の出番なし。どうせもうとっくのとうに絶版本だし中身ばらしちゃいますよ。
 俺の無駄意見は最小限にして重要と思われる部分を俺っぽいいいまわしにいじくって抜き出します(失礼を承知で文字通りの引用ではないです)。古い本なので細かい部分や状況は現在の知見や規定と変更あるかもですがその点もソンタクを。
 
 ・園芸番組等では、土の種類については細かく教えてくれるが、なぜその鉢を使うのか、なぜ素焼き鉢なのか?などということについては説明がない。知っていて言わないのかも知れないけどおそらく関心を持ったことがないんじゃないの~?
 
 ・植木鉢の研究ってのは全然つまらなくないぞ!植木鉢には一応心にとどめるべき学問的問題がちゃんとあるのだ!(注:一応にワロタ)
 
 ・たとえば、透水性、バクテリアの繁殖、肥料の吸着、気化熱による冷却、応用できる仕事がいろいろある。実は細菌濾過機は植木鉢の研究の応用なんだぜ!

 ・イギリスとドイツでは特に詳しく研究されていて、物理的性質と植生の関係も詳しく報告されてます。(ここまで導入部。第一幕)

 でここから第二幕が本論?。具体的な数字を伴ったりする記述に入ります。
イギリス、ドイツそれぞれでの基礎粘土の組成が詳しく書かれますがさすがにその辺は略(気になった方はお便りください。教えます)。恐ろしいことにかの国々では公的に決まった基準もあるみたい!

 ・焼成素地の物性分析値(イギリスのある様式では、だけども)
 嵩比重 1.78
 吸水率は24時間浸水後で14.9%
     5時間煮沸後で18.4%
 ということは飽和係数0.81
 耐圧強度 1平方センチ当たり282㎏
 残存可溶性塩類 合計0.94%
 
 注・飽和係数については過去記事にも記述したことなかったですね。ごめんなさい。
 この場合24時間浸水後吸水率と、五時間煮沸後の吸水率の比です。つまり、タダではなかなか浸水して行かない、逆に言うと溜まった水がなかなか外に出ていかない気孔の割合、と言えなくもない感じ。これがわかると何がわかるかというと、値が小さい=抱え込んで離さない水分が少ない、ということなので真冬に凍裂=凍って爆ぜる現象にたいして抵抗力があるので割れにくい。他にも加熱する場合やなんかには水が水蒸気になるときに膨張する負荷が減るのでそういう割れにも強い。ということになります(理屈上)。もし、あなたのフレイムウェアが相当乾かさないと火にかけたら割れちゃう!なんてときにはこの値を下げるようにすればいいわけです。個別に具体的にどうすればいいのかまではわからないので、購入土使う方は調合専門家の粘土屋さんに相談してみるのがいいと思います。自家調合の場合はガンバレ!

 先に進みます。
・素地は一般的に言って(この一般はセンセがざっと標準を比べた結果、と思います)
 1:できれば石灰含有量の少なめな、
 2:適量含有された酸化鉄で焼成すれば美しい赤になり(後述します)
 3:吸水率は15~30%程度で通気性、透水性がなければならず
 4:可能な限り可溶性塩類の残留がないこと
 5:水に浸かりっぱなしになっても軟化したり水和崩壊したりしないレベル以上には固く焼成されていて
 6:凍害により損壊しないこと
 といった性質が必要

 設計、成形に依存する性質では、
 1:植え替え時に根を傷めないように内面はできるだけ平滑に仕上げてあること
 2:スポッと取り出せるような見込みの形状であること(これは俺が勝手に付け加えました。袋物で植え替えるのはなかなかできないよねって意味です)

 ここまで上げた点が食器よりもファインに近い!といった理由です。単に形状や見かけの良し悪しでなく物性が内容物に大きく影響するのでむしろそっちが必須条件になりえるというわけ。
 「あなたの器で食べるとごはんがおいしいわ!」なんてのはヤキモノ屋が是非言われたい台詞ランキング上位で、もちろんあり得る事実ですが、よっぽどマットだったりスカスカだったりで汁染み込んで煮詰まっちゃった~なんてことでもない限り(それでもなかなかないと思う)、甘くなったりしょっぱくなったり味が化学的に変化するわけじゃないですよ(某何とかいう土鍋は除く)。しつこいけれども気分の問題じゃ済まない、中身が影響受けちゃうってことです(食器個々の物理的機能性そのものは無視して話してますからね。食器作家の方は気分悪くしないでね。)

 
 色が一般に赤なのは
 1:植物の緑の補色なのでよく映えて美しく調和する
 2:まあ普通掘ったの焼けばだいたい赤いので都合がイイや!で安くつくはず(これも俺の妄想による追加項目)
 3:素地中の酸化鉄が食性に影響があるかどうかは明らかではない。注:ただし昭和62年現在の先生が知ってる限りの学術的データでは、です。令和元年現在は知らん、ネットでは出ませんでした。なんかいろいろ胡散臭い酸化鉄含有活力剤はいい値段で売ってますよね~、99%とかほとんど水のくせにマドンナが買って飲んでそうな水より10倍高いだろアレ(それ言っちゃあ終わりの言いぐさ)。

 どうです、ここまで読んだだけで明日ホムセンの植木鉢コーナー行きたくなっちゃうでしょ。

・ヨーロッパの植木鉢は色も美しいし肌はきめ細やかで若い女性の肌のように滑らかである(これは先生の主観過多です!) 

・この後は機能と直接関係ない形状について、ドイツ型、フランス型、ベルギー型についての記述(そんなんあるんかい!)。アメリカで調べたけど植木屋とかホムセンで売ってるのはイタリヤ製の輸入品でした、だれかアメリカどうなってるのか知ってたら教えてくださーい。といった話。

そして話のラスト、落ち、エピローグの部分一文は違わず引用します。(二文か…)
「ある植木屋に聞いたという話をきいた。盆栽用の底の浅い鉢で中国とそっくりのものが日本でも作られており、全く同じものであるが、盆栽を育てて一年もすれば両者ははっきり区別できるそうである。」

 このキレのあるラスト!いいっすね。中国製が元で日本製が似せた、ということだとは思いますが、区別できる!とだけでどっちがイイとも悪いとも書かれずわからず。一年もすればってのも経験からくる重みがあっていいじゃないの。何個で比べたんだよとか植物の個体差のがデカいんじゃねえのかとかそういうツッコミは野暮でしょ。多分この場合植木屋の話は合ってるだと思いますよ。それにしてもココで終わっちゃうのがもどかしいけどエッセーだからしょーがねえ。


 初めに盆栽好きをちゃかしましたけども、動物学者が猟師やサーカスに学び、植物学者が庭師や農家に習うように、ヤキモノ屋もこと植木鉢に関しては花屋さんとか盆栽マンの知見に学ぶところ多いに決まってます。盆栽に至っては何しろうっかりしたら三桁年間。その長時間使って出てくる違いも絶対あるはず。どやって確認すんねんとか、個人作家で対応できるとは思えませんが、分析と経験のタッグによるブレイクスルーはココには絶対あるんじゃないかな、と思います。

 タイトルに偽りあり「るつぼ屋のおやじ、不遜にも大先生を孫引きまくるだけのくせにエラソーにふるまうの巻」でしたな。こりゃ。

 なんか書ききれてないこと多くて、論点すらオバサン連中の会話みたいにふらふらしちゃいましたが長くなったのでとりあえずこの辺でいったん締めます。
 次回はもう少し簡潔にまとめ、さらに具体的に設計して、最後は作ってみたってところまでできればいいかなと思ってます。断っときたいのは植木鉢、盆栽鉢のセオリーに従う気はそこまでない!という今回の記事なんだったんだっていう進行になるかと思われるところ。御期待は乞いませんよ!(乱暴で勝手な言いぐさ)

 器というものを機能性でとらえることができる方ならうすうすわかってらっしゃるとは思いますがね、たかだか植木鉢(素焼き?プっ)と侮るなかれ。「ヤキモノ屋のハシクレじゃき、植木鉢なめたら・・・なめたらいかんぜよ!」(不必要にスゴんでみました。しかも使い方が違う)まあ、なめてみると気孔率の大小ぐらいは分かりますけどね。

 おせっかい豆知識ですが、夏目雅子は鬼龍院花子じゃありません、松恵さんです。勘違いしてる方多いってのが先日の飲み会で分かったので…
 いやあ、今日の記事はいろいろ勉強になるなあ!誰か褒めて!
 
 いかにこの本の目次を載せておきます。
知りたい部分がありましたらメールでもコメント欄でもご連絡ください。可能な限り記事にあげますので




2019年9月5日木曜日

JARIでの展示会無事終了 &イカシタ酸欠注意

  今日はMOT'sデー、JARI=日本自動車研究所での技術展示会でした。今年50周年の研究所でうっかりしてたか五年ぶりの開催。

 無事に終了して皆様ありがとうございますお疲れ様でした。だだっ広い敷地(昔はもっとでかいテストコースがあった!GTRだかNSXだかが400キロ近く出したの見たよ~って話も今日聞きました)に散在する研究棟、それほど多くもない職員数を考えるとかなりのご来場者でとりあえず良かった。各メーカーからの出向の方も多いらしくて、かなり生活に密接した部分を幅広く扱ってるせいかどうか知りませんが、他の研究所(除く農林関係の研究所)よりも一般人感が強い方ばかりですれ違う人みんな会釈や挨拶をしてくれます(言わなくてもいい一言)。

 ここでは金属のペレット混ぜ合わせて溶解~分析してるような人はいないので俺はぶっちゃけ数合わせと役員としての仕事もあるしでイヤイヤ参加したようなものでしたが(失礼)、普段一人で閉じこもって仕事してるとこういう日が楽しい。なぜか他のモッツメンバーから『俺の欲しい植木鉢とか盆栽鉢』の受注をするという笑っちゃうような謎ハプニングも。

 皆さん免許のあるなし所有の有無にかかわらず、自動車(自家用乗用車だけではない広い意味です。バスとか全部)のお世話にならない方はほとんどいないと思いますが、こういうところで安全対策や対環境の基準、次世代エンジンやらサスペンションやらの機構、果ては自《転》車用ヘルメットやらレーシングシューズやらあれこれが研究されたり分析されたり検証されたりしている。というのを知っておくのもなんだか物知り博士になった気分。サスガは自動車、そんな簡単に作って売ったり自慢したりはできないようです。

 今日は記事はそのぐらい
自称エグザイル含む若手有望株2人が朝から横断幕をチェック

 以下は毎度変わり映えしない開催の様子

ぶら下げてる方が多い青い袋は粗品のエコバッグ。
中にはモッツクリアファイルとモッツ附箋入りだ!

 受付では商工会のS君がアンケートの対応しながら粗品つくり。いつもありがとう!
左の壁には市内の小学生が描いた「オレ(わたし)の欲しい未来の車」の優秀作が
うち3分の2は大人の手が相当入ってると見た!(余計な邪推)

 とまあこんな感じでした~。
 
 しかしおまけもありますよ~
 
MOT'sメンバー用に準備していただいた駐車場の横には場違いな謎の大型チャンバーがSFチックにたたずんでますよ。特に機械加工系の者どもはガン上がり!
  
俺が気になったのはあまりにもイカしたサインプレート!
このプレート、どっかのガス炉にもつけてやろうぜ!
思いっきり写り込んでるブラッド・ピットに似てないオッサンは無視してください。撮ってる時全然気づいてなかった)




2019年9月3日火曜日

ジルコニアるつぼと

 ここのところフランジ付が続いていますがこれはジルコニアの緻密質です。

都合上しょうがないことばっかりで、それこそ言ってもしょうがないんですが、基本的にはモノって言うのは凹凸部分は無きゃ無い方が強くて(形状的ウィークポイントが無い)いいんですよね。特に耐火物として熱間での使用を前提とされるものはそうです。これの場合はやっぱりフランジ部分の立ち上がりから壊れることが多いようです。
 炉材にしろなんにしろ最小の面数だけで組まれた基本的立体形状でない場合は割れの入ってくる部分ってのは大方決まってると思います。まずは入隅から亀裂が入る、みたいな。 

 入隅にできるだけピン角にせずにRを付けることで対抗する形になりますね。都合上許す限り大きく取れるといい感じですね、多分。
 
見にくいですけど0.5~1Rほどつけてます。

 夏休み最終日は娘と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 小学生のしかも女子をタランティーノかよ!という気がしないでもなかったですが、本人がブラピとディカプリオの競演を見たい!とずっと前から行く気満々でPG12でもあることだし、約三年に一回の「タランティーノ祭り」がギリ夏休みに掛かっていて、もしかして一生の思い出になる、もしかして人生に影響を与える映画に出会えた夏休みになるかもしれない!と思って連れて行きました。

 結果、「いつものとは違う映画を観た!」という印象が好ましい方に強かったみたいでずっと映画の話をしていました。連れて行って良かった!多分家でDVDで見ても途中であきたり見るのをやめちゃって絶対楽しめなかったはず。
 実際のところ、彼女には劇中描かれる事件や時代の予備知識なんかゼロだし、ディテールを飾る元ネタも一切知らないわけですが(俺も大したレベルではないです)、とにかく楽しんでました。なんかうれしいよね。

 そもそも最近の少女漫画のケシカランぶりから言っても俺らの頃以上にませてるはずなんですが、さらにちょっと大人になってしまったようで、「お父さんはブラッドピットとは全然違うよね。同じオッサンでも」などというこっちもがっかりする気にもなれないようなことを次々とお母さんに言ってるのを聞いてしまいました。
 同じブラピの『アド・アストラ』を見に行く約束はしましたが、もう今後は一緒に映画見にいくなんて減ってくるんだろうな~、確実に。

 個人的にも劇場でタランティーノ!というのは最高の映画体験とはいえオッサンの悪い癖で、「イングロリアスバスターズ」や「ジャンゴ」ほどではないな、なんて思っちゃったりもしましたが大変面白かった! まだまだこれから見る人だらけだと思うので一切内容には触れません。

 タランティーノの作家としてのある一面は、むかしのB級作品愛というか「別に御立派な作品じゃねえけど面白いでしょ!だいすきだよ!これがいいんだよ!」が目立った特徴でオマージュだらけで、でも、タランティーノ自身の作品はご立派なパッケージになってしまっている!というところが、民芸運動とその慣れの果て?についてよく語られる「田舎でつくったなんてことない日用品ですよ!これがいいんです!」にオマージュのある「作家」が作った一個何万の作品、に似た何かを感じなくもない感じ。
 
 ただし、タランティーノの映画は二束三文の映画と同じ値段で見られます。
 逆に言うとたとえば人気漫画の実写化すれば客来るんでしょ?程度の志の低い映画が、ぜひ見るべき映画!と同じ値段で売られているともいえるのか…
 
 
娘のクイズの回答


娘の宿題の防犯ポスター(の元イメージ)

成長後が心配です