2019年9月3日火曜日

ジルコニアるつぼと

 ここのところフランジ付が続いていますがこれはジルコニアの緻密質です。

都合上しょうがないことばっかりで、それこそ言ってもしょうがないんですが、基本的にはモノって言うのは凹凸部分は無きゃ無い方が強くて(形状的ウィークポイントが無い)いいんですよね。特に耐火物として熱間での使用を前提とされるものはそうです。これの場合はやっぱりフランジ部分の立ち上がりから壊れることが多いようです。
 炉材にしろなんにしろ最小の面数だけで組まれた基本的立体形状でない場合は割れの入ってくる部分ってのは大方決まってると思います。まずは入隅から亀裂が入る、みたいな。 

 入隅にできるだけピン角にせずにRを付けることで対抗する形になりますね。都合上許す限り大きく取れるといい感じですね、多分。
 
見にくいですけど0.5~1Rほどつけてます。

 夏休み最終日は娘と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
 小学生のしかも女子をタランティーノかよ!という気がしないでもなかったですが、本人がブラピとディカプリオの競演を見たい!とずっと前から行く気満々でPG12でもあることだし、約三年に一回の「タランティーノ祭り」がギリ夏休みに掛かっていて、もしかして一生の思い出になる、もしかして人生に影響を与える映画に出会えた夏休みになるかもしれない!と思って連れて行きました。

 結果、「いつものとは違う映画を観た!」という印象が好ましい方に強かったみたいでずっと映画の話をしていました。連れて行って良かった!多分家でDVDで見ても途中であきたり見るのをやめちゃって絶対楽しめなかったはず。
 実際のところ、彼女には劇中描かれる事件や時代の予備知識なんかゼロだし、ディテールを飾る元ネタも一切知らないわけですが(俺も大したレベルではないです)、とにかく楽しんでました。なんかうれしいよね。

 そもそも最近の少女漫画のケシカランぶりから言っても俺らの頃以上にませてるはずなんですが、さらにちょっと大人になってしまったようで、「お父さんはブラッドピットとは全然違うよね。同じオッサンでも」などというこっちもがっかりする気にもなれないようなことを次々とお母さんに言ってるのを聞いてしまいました。
 同じブラピの『アド・アストラ』を見に行く約束はしましたが、もう今後は一緒に映画見にいくなんて減ってくるんだろうな~、確実に。

 個人的にも劇場でタランティーノ!というのは最高の映画体験とはいえオッサンの悪い癖で、「イングロリアスバスターズ」や「ジャンゴ」ほどではないな、なんて思っちゃったりもしましたが大変面白かった! まだまだこれから見る人だらけだと思うので一切内容には触れません。

 タランティーノの作家としてのある一面は、むかしのB級作品愛というか「別に御立派な作品じゃねえけど面白いでしょ!だいすきだよ!これがいいんだよ!」が目立った特徴でオマージュだらけで、でも、タランティーノ自身の作品はご立派なパッケージになってしまっている!というところが、民芸運動とその慣れの果て?についてよく語られる「田舎でつくったなんてことない日用品ですよ!これがいいんです!」にオマージュのある「作家」が作った一個何万の作品、に似た何かを感じなくもない感じ。
 
 ただし、タランティーノの映画は二束三文の映画と同じ値段で見られます。
 逆に言うとたとえば人気漫画の実写化すれば客来るんでしょ?程度の志の低い映画が、ぜひ見るべき映画!と同じ値段で売られているともいえるのか…
 
 
娘のクイズの回答


娘の宿題の防犯ポスター(の元イメージ)

成長後が心配です




0 件のコメント:

コメントを投稿