2019年12月16日月曜日

アルミナるつぼと・・・

 細長系アルミナるつぼ。

 今度のはペンよりはずっと太いです。


 
 今回の窯出しは残念なこともありました… 
クラックが二か所!

別な個体です!ガーン
 
 というのは半分冗談で、仕上げ途中割れた(割っちゃった)のに気が付いたんですが、もう原料に戻せない段階だったので、炉に隙間もあるしそのまま焼いちゃいました。
 当然ですが納品数割れはおこしてませんよ。ラッキー!というか歩留まりのワリィ商売だよ。

 なぜ焼いたかというと、割れについての考察をまとめたくて、割れ写真をためてるんですよね。意外と、割れについてグジグジ語るってのは本でもネットでもなかなか見ないですよね?
 教室ではどうなんでしょう。よくできたね~、ここがイイよね~。綺麗だね~。はあっても割れちゃったのについてどのぐらい話し合ったりするんでしょうね?残念だったね~で済ましちゃあそっちのが残念だ!というぐらい割れについて考えるのは楽しいものです。

 特に製陶所なんかは「できて当たり前」なのでできなかった時、しくじった個体についてこそいろいろ話し合ったり考察してるはず。まあ俺の修行してたところも検討会議?が好きでなあ~。みんな自分の意見しかなかなか認めないのでサイコーでした(笑

 割れのパターンや原因、どのタイミングで割れたと考えられるのか、なんでこっちは割れなかったのか?割れたのと割れなかったのの違いは何か?などなど分類好きオジサンが無理やり考えてみます。ほとんど自分の頭を整理するためですけど。

 ちゃんと考えるとなかなか厄介だし、なんでかわかんないけど対策は立ったり、結局のところハッキリ特定したりはできない(証明もなかなかに不能)わけで、テメエ勝手な思い込みかもしれない点に着地しちゃうわけですが、しくじりをよ~~~く考えるってのはヤキモノ作る楽しみの半分はこれじゃねえかな?って思うぐらいですよ。その中では割れってのは見た目のショックも大きいし語り甲斐がありますよね~って感じ。

 仮タイトル『割れ思う故にワレあり』、近々やります。永遠にできるはずだけどそこまではやりません(笑
 先に予告がてら経験のみをもとにした勝手な見解を述べておくと、割れの95%は窯詰までに起こっています!そのうち90%はハンドリングエラーです。しかし当社比



 
 

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