2020年12月5日土曜日

相変わらずのアルミナおじさん、「あの」名作を読んだりしてます

 最近は子供たちにビデオの主導権すら握られてしまって、俺の「録りだめたままでまだ見てない映画」がHD容量食ってるらしいのが問題に。基本的に観たら消す主義なので、なんでそんなにいじめられんのかと・・・

 おい!そのテレビ俺のだぞ!録画したけりゃこずかいで外付け買って来い!などと言える権力はないのでしぶしぶ見たことある旧作は消しました。トホホ…

  そんなわけでお正月ダラダラ映画観られるかどうかは死活問題。早め早めに片付けていきますよ。年末進行。

 細長いアルミナるつぼが焼きあがりました。



 

 久々にラジオの話題でも。以前もおすすめしたNHK第二のカルチャーラジオ。今クール(といっても今月で終了ですが)一押しは「文学の世界、文庫で味わうアメリカ短編小説」
 都甲幸治が解説者となって、近代以降今現在までのアメリカ文学の傑作短編を12本、文学史的な流れに乗せて毎週一遍ずつ読み解いてくれるという、それだけで信頼できる感プンプンの好企画。
 期待にたがわぬ面白さです。

 ポイントは「文庫で味わう」というところ、安く上がっていいじゃない。俺はそもそもの能力が低いせいで、ピンチョンとかだと3000円も出して分厚いハードカバー買って結局チンプンカンプンでしたからね、経験上(笑

 もともと持ってたのもあれば、このために買って読んだのもあり、買えてないのもありますが12本中10本読みました(未放送分も先取りだぜ!)
 
 既読作も、どーせロクにタイトルすら覚えてないし改めて解説付きで読み直すと、自分がオッサンになったせいもあって新たに面白かった~。
 個人的にやっぱ面白かったーってのはこの辺
 フィッツジェラルドって昔読んだときはなんかしゃらくさくて合わなかったんだけど、面白かった~。でもこの中ではやっぱ5位かな(笑
 改めて(こればっかだけど)俺はヘミングウェイの短編が好きだと再確認。自分はこうならないように気を付けたい男たちの総合カタログみたいでな~


 今回初読みで、しかもいきなりツートップに躍り出たのが以下二冊

 シャーウッド・アンダーソンはめちゃ有名なのに売ってるのを見たことがない(というか俺の視界に入ってこなかっただけだろうけど)大物の一人だったんだけど、今回本屋行ったら普通に売ってて笑った。それもそのはず最近新訳で復刻されたみたい。
 伝説の連作短編、最高です!これだけは一回読み終わって即二週目読みだすという、漫画でも滅多にしないことしちゃいました。これは超好き!!マジ好き!!

 おすすめのはどれも面白かったんで、未読のもぜひ買って読んでみるつもり。特にレイモンドカーヴァーは食わず嫌い直すいい機会。

 何かこの近辺でおススメあったら教えてください。物語上の「ゴール」がとりあえず設定されていて因果関係で進んでいくんじゃない奴、ヨーロッパ映画的な?そういうソフトストリーモノ。

 短編好きで寝る前に一つ読むのが大体の日課なんだけど、普段SFか歴史ものばっかなんで久々に人間的に深くなれたような気がしないでもない。とはいえ世の中や我々人間のヤナ部分をたたきつけられるような重いのを毎週毎週食らっちゃってるのでちょっとブルー度アップかも(笑
 


 え?前回の記事とるつぼも内容も変わんねえじゃねえかって?
 
 結構寸法違いますよ。



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