2021年10月14日木曜日

趣味の作陶向け決定版の本みつけました!!

  タイトル通りです。

 ぶっちゃけ、これ一冊あれば他の本は何もいりません。

 では早速GO!


 樋口わかなさん著
 『やきものの科学』
 誠文堂新光社
 値段3,850円(税込

 まだ手に入れたばっかでざっと目を通しただけですが、現状決定版なんじゃないでしょうか。
 すぐ近所の本屋で大枚はたいて普通に買ってきましたが、こういうのを教科書的というんですよ、初心者向けヤキモノ本の出版担当の皆さーん。
 著者の方も、笠間の窯業指導所のセンセイ。

 では、目次の一部を軽ーく
 以前あって絶版になってたものの新版みたいですよ(過去版のものを持ってないので、どう新しいか比較はできません。すんまそん)

 『陶芸のための科学』という素晴らしい本がもう入手不能状態なのですが、無理して古本探さなくても、これがあれば十分です。別に、完全代替品とか上位互換ということはないんですが、今回紹介する本のほうがはるかに実践的な内容ですよ。
 陶芸のための・・・は、ちょっと扱う内容が幅広い分薄めというか、総論的座学な感じ。

 これより高度な内容を求めたら、その辺の書店やアマゾンではなかなか売ってないような専門書になります
 
 たーだ、値段はちょっと高いよね。
 この建て付けの書籍(高級ムック本的?用語は知らん)なら、もっと解説的な写真やカラーページなど、もっとビジュアル的にも高級感や親しみやすさを増したり、出来るなら現代陶芸的作品例をあげてみてもほしい。
 ありていに言うと、値段の割に安っぽい見た目なんですよ!!(繰り返しますが内容は素晴らしいです)
 ハードカバーの専門書ルックなら構わないんですが…
 
 
 ただし、これは誠文堂新光社って言う出版社の特徴で、多分編集者の皆さんはものすごく優秀なのに俗っぽい色気がないんでしょうね。本は中身じゃい!ファッションじゃないんじゃい!!見かけで売ろうとするぐらいならそのペンを鼻に突っ込んで死ね!!みたいな。まさに漢と書いてオトコ!!(性別のことじゃありません)
 まあ売れそうな見込みの冊数考えると仕方ねえのかもなあ。

 内容はものすごくよいのに見た目や装丁が超ダサダサ。囲碁ファンや天文ファンはよーく知ってると思います(笑 
 もちろんこれは、写真のぱっと見がコジャレてて、タイトルが媚びてるだけでロクスッポ中身のない凡百の売れてそうな「目くらましムック(ヤキモノの本とは限りません)」よりははるかにマシです!!
 でもねえ、モノとしての本も好きなんでちっとは考えてくんねえかな(笑

 この毎年買ってる「藤井旭の天文年間」が、この出版社で最もポップでビビッドでナウでファッショナブルな本です



 4千円も払うのにトマス・ピンチョンとどっち買うかはあなたの趣味嗜好次第ですが、同じぐらい死ぬまで読める本のはず!!

 マーダーボットダイアリーズの続編買いに行っただけのハズなのに財布が空になっちまったぜ!うれしい!



0 件のコメント:

コメントを投稿