2022年2月22日火曜日

小学校で土器づくり

 やってきました。楽しかったー!去年と違ってうちの子がいないせいか、どことなく気も楽(笑

 30分弱勉強っぽい土器やセラミックの話をして、土器や土偶から始まった技術が今も生活の中にあるんですよ~おお~みたいな。

 学校ドロップアウト勢の俺が生徒にシタリガオで話してるのもどうかといつも思いますが(笑

 

 簡単に手順を教えたら後は勝手に衝動のおもむくままがベスト!!と昨年で確信いたしました。まあ一応最低一つは「土器」を作って、あとはフリーダム!

 まずはセオリー通りに…


 二人ともうまいもんだよね~


 あとは勝手にヤキモノの歴史をたどるかのように進化します。まさに個体発生は系統発生をまねる。



 高坏!そう来たか!


 注ぎ口つき。使う気なんでしょうか?


 縄文感の発露
 

 さあ、お待ちかねの「ザ・チャレンジャー」ども、今年はかなりの粒ぞろい。

 乾いても焼いても壊れやすぞって聞いてますますヤル気ってのが笑える。


 オイ!今年のバラバラ死体No.1大本命。

 先生が「よし、焚火の後でみんなで一緒に探そう」って早くも決めつけてました(笑

 小学生は縄文だね。これが中学生になると弥生になって、いわゆる「社会」的になっていくんでしょうね~。良くも悪くも。

 

 前回記事に挙げたような話を最初にしたんですが、ここまでは縄文、ここからは弥生!とバチっと切り替わる!わけではなくて、技術力を挙げ、新技術と融合したりして少しずつ変わっていくわけじゃないですか。

 それをたった二時間で目の当たりにした感じ。


 あとこんな本も役に立ったかも


 全集の方は特に美術観点から見てるので「映える」のが並んでます。 俗にいう「弥生以降は機能的でシンプル、縄文みたいに面白くない」といううっかり私もそう思ってた知ったかぶりの鳥頭をぶん殴られます。

弥生土器でも縄文的。


 子供たちに人気だったのが須恵器のこの辺

 「俺ウメーって言いたいだけだろ!」と大人気(笑

 なんなんでしょうね、DOHC12気筒みたいなこの感じ。最高ですよね。


 タイムスリップ物や転生物で「現代の技術や知識を活かして俺ツエー」のパターンってよくあるじゃないですか。

 なんかさー、ヤキモノ屋はそれできねーな、と思いました。多少できるとしても、釉薬のない時代で灰使ってってぐらいじゃね?

 轆轤のない時代で轆轤から作る、窯のない時代で簡単でいいから窯作る、出来るような出来ないような…作陶技術なわけじゃないから結構厄介。

 社会的な技術環境ありきで生きてることを痛感します。


 ヤキモノ屋の皆さん、タイムスリップして俺ツエー、出来る自信ありますか?俺は全くないです(笑


 まあ、プリミティブに楽しかった、ということです。

 また土器焼成温度帯で何か作りたくなっちゃったなあ~



0 件のコメント:

コメントを投稿