2018年8月2日木曜日

縄文土器

 噂の縄文展、日曜日に行ってきたんですが、縄文時代の陶工すげえ奴いっぱいいる!
 もともと考古学っぽい出土品の焼き物やその木っ端見るのも好きなんですが、いい!すげえ!

すげえというか、時代が流れることによって上がった技術はより高温度の焼成と釉薬に対すること、ほぼそれだけで、それは言っちゃあダビンチはパソコン使えないから俺のが上!とか、本因坊道策は今の定石知らないじゃん!いうのと同じで・・・そういうことじゃねえんだよなあ~

 粘土をこねくって何か作って焼きあげるんだよ!ってことに単純なむき出しの何かを見せつけられると過去の人だからといって脳ミソも手ワザも現代のが上でしょ!なんてことは一切無くてね。たまに指紋とか指痕なんか見つけちゃうといま俺たちが込めてるかもしれない怨念?と同じものが数千年の時を超えて共感しちゃいまして・・・
 修行中に親方から「オメーの作ったるつぼが何千年もたってからほじくりだされたときに、ヘタクソメ!と思われねえように作れよ!バレバレだからな!」などといわれたもんです。「いったい何やってんだ俺」って感じ
 まあコンセプトを上っ面でとらえると縄文土器がすげえすげえって展示で、派手な造形が素晴らしいとはいえ、他の世界の土器(弥生も含む)は、こんなにシンプルでさっぱりですよ~つって比較展示されたヤキモノも工業的技術的目線で見ると昔の陶工、どこのやつらもすげえ奴はすげえよ!
 やっぱりすげえやつが作ったいいもので、みんな大事にしてたから幸運が味方して残って堀り出されたのかもね。 



 いろいろな思考や妄想が頭の中を猛スピードでよぎるんですが、無学な身ですのでトンチンカンな話をだらりと垂れ流してもダレトクなので意識的にボンクラ中学生のように「ヤベー、スゲー、キタコレ~!」とだけ言っておきます。

 あとすげえといえば東博すげえ。展示がすげえのは当たり前ですが、よくよく建物としての来歴なんか考えれば俺がごときアンチオーソリタリアンの馬の骨がたかだか数百円で土足で上がれる立派な建物の上限かも(笑
 数年ぶりに行ったけどあらためてとにかく立派だわ



 まーいろいろヤキモノ屋として衝撃をあらためて受けまくってしまったので気が狂うほど炎天下の上野公園を走ってしまいました。


 イメージとしては全力疾走するトムクルーズだったんだけど、俺にはまだテレがある


これが理想!

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