2020年9月8日火曜日

マグネシアるつぼ、と、モノの耐用年数

 蓋付きのマグネシアるつぼです。連発で細小っちゃいもの。
 アルミナとの違いは写真観てもわかんないんですが、キャッチフレーズが「クリーム色のニクイやつ」なのでそんな感じ(オレしか言ってません)




 マグネシアは酸化マグネシウム=MgO、アルカリ土類金属の酸化物です。
 酸化カルシウム(カルシア)ほどではないんですが、これもやはり厳密には水和物件です。
 こうやってキッチリ焼結させた焼造物、電融品の大きなクリンカーであれば、事実上問題ないんですが、微粉末、になると話は別で、水和して風邪をひきます。具体的には、使いきれなかったポルトランドセメントの余りみたいにカチコチになっちゃう感じ。

 一般のヤキモノをやってる方なら炭酸マグネシウム(マグネサイトとかね)の微粉末なら日常的に触れてるでしょうが、酸化マグネシウムはなかなか目にすることもないんじゃないかと。まあ、わざわざ見たからって他とおんなじただの白い粉ですけどね。

 そんなわけで、マグネシアは基本的に水を使って製作できないんですよね。基本的には。じゃあどうやって作ってんだ!ってのは知ってる人は知ってるし、知らない人は説明聞いてもさっぱり参考にならず面白くないんで黙っときますが、何パターンかあります。

 水の上の歩きかたって知ってますかね?
 まず右足を水面に置きます。ついで、左足を前に出して水面に置くわけですが、その時、右足が沈む前に急いで行うこと!さらに左足が沈む前に右足を前に出す、これを繰り返すと水の上を歩けますよね。
 慣れてくると、水面を足の裏でピシッと力強く叩くようにするとジャンプもできますよ!
 (例えば、『HERO』のジェットリーVSドニーイエン戦を参照)
 そのファンタジー型方法論で作ることも結構あります、マジで(笑

 酸化マグネシウムである以上、焼成体でもめちゃくちゃほんのちょっとずつは表面から水和してくんだろうなあ、と思うんで、わかんないほどめちゃくちゃ長い時間で考えれば耐用年数(というより賞味期限ですね)があるのかもと、考えちゃいますよね~。



耐用年数と言えば、洗濯機にこんなシールが貼ってあるのに気づいてしまいました。
 
 これは長いのか短いのか、業界的、あるいは機械的、材料的常識は全然知りませんので、単なる感覚ですが、洗濯機7年って短いな!と俺は思います。
 まあこんなシール貼ってあるだけ良心的かもな。

 パソコンも何年たったら買い替えじゃね?寿命みじけえ~とか、LED電球は長いなあとか、アメリカの大統領は長くても8年までだけどロシアはマジこわい、とか、なんにしろ耐用年数って理由はともかくあるんですよね(最後のひとつは死ぬまでないのか)。

 そこへ行くとヤキモノの器、なんつうのは
「大事にさえしてれば数百年ごとき超余裕」
 
 こりゃあヤキモノ屋が貧しいわけだわ(笑




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