俺コーンシリーズの続報です。
まあいろいろごちゃごちゃ楽しんだんですが、中間の写真が消失してしまって結論的なものでご勘弁ください。
釉薬(長石、ドロマイト、カオリンで三等分)の釉薬を円柱形に鋳込み(練り固めてもOK!)、2種類の温度で焼成してみました(炉内の同位置)
見た目は一番いい感じなのがこれ。1210℃15分キープ
見えますかね?1230℃1時間キープ(うちの窯ではおそらくSK8相当です)ではベム化しています
キープ時間差もありますが20℃の間にこんなんなってます。
釉薬で作っちゃうと実コーンに比して軟化~ヘタリ~ダウン!(造語)までの反応温度が下がっちゃってる&粘り腰はないので熔け(「溶け」じゃないよね)だしてから崩れるまでは短いですね。
これなら塊状ですし、ボディとの反応はほぼほぼ無関係で、器体に施された釉薬(厚くてもせいぜい2~3mm?)と違って溶解温度帯は高くというか必要な熱量が大きいため時間もかかるはず(今までの結果からも明らか)。ちなみに写真はなくしちゃって実物も捨てちゃったんですがボディの土と混ぜると9:1でもかなり溶け落ちにくくなります。
割ってみてもよく見えないか。
ちなみにこの温度で釉薬として普通に使った場合は
これはちょっとジルコニア入れて白くしていますので参考まで。
左から、ルンビ、アルトハウス、高梨沙羅
じゃなくて生、1210、1230です
これでピンと来たんですが、この方式で台座(要はセット用の器)の縁から見えなくなったらいい頃合いだよ!!方式はどうでしょう。
未だ製作まではしてないんですが、こんな感じ。
台座は手持ちの粘土にシャモットを混ぜて作成。見込の中央にコーン(円柱だけど)をセットできるようにザグリ穴をあける。何個も作って素焼きしといてもいいかもです。
焼け石に水かもしれないけどシェルフウォッシュ(うちの場合アルミナ+カオリン50:50)を盛る。
濡れてるうちにコーンをブッ刺してまっすぐ立てる。
使う!
覗き穴からのぞいてコーンが崩れて台器の口縁より下に下がって見えなくなったらOK!みたいな感じ。
釉薬、使い方によって今度は台座の縁の高さが難しい問題なんじゃねえか!?みたいなことになりそうですが、溶けた釉が流れださないぐらいで作っておけば、ベム化したのを確認できるんじゃないかな。
台座を結構かわいくして釉薬コーンも色つきなんかにしておくと、もしかするとたまった釉薬がきれいで素敵なボタンみたいなのになるかもよ!
今後の課題としては
1:コーン、台座の形を決めてみる。
2:いろんな釉薬でやってみる
3:シリカ添加、カオリン添加等で前後番手分も作ってみる
といったあたりが浮かんできますが、とりあえずここでシーズンワンは終了ですな。
こんな無駄企画を楽しく読んでくださった方がもしいらっしゃるなら「自分でやるならこうしちゃうもんな~」なんて感じで、ちょっとしたヒントぐらいにはなってるはずと思います。いいアイデア、面白コーンなど自作出来たら教えてください!
と、結構な宙ぶらりんで終わるという海外ドラマみたいなクリフハンガーパターンで終了としておきます。
まだ本人的には詰める気ありますので、気が向いたら程度にやり継ぐつもりです。
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