少しはたまった注文品を作っているわけですが、去年友達に言われてたんですが
そもそも酒飲まないのでよく知らないものではあったんですが、ショットグラスってなんじゃらほいというところから条件付けしてどういったものを作るか考えてみます。
まずサイズ感はいろいろあるみたいですが小さいです。相撲取りならいざ知らずまあ掌に軽く収まる程度でしょうね。形状は切立ちか、ちょっと口開きテーパーのほぼほぼストレート形状な感じが一般的なのかな?もろラッパってのは無しっぽい。
機能面では酒飲む器なので詳しく考えることなし、むしろ「ちょっと飲みづらいほうが旨いんじゃ(師匠談)」髭面の口の脇からダラーつってこぼしてもそれはそれでいいんじゃないでしょうか。どうせ酔っ払いでしょ?(偏見!)
釉のチョイスに関しても雰囲気重視で何でもいいと思います。
但し丈夫さは大事!!西部劇やなんかでよく見た気がするようにマホガニーのカウンターにガシンと叩き置いても平気じゃなくてはならないし、例えば夜回り中に深夜営業の喫茶店(なんつうのああいう店?ダイナー?)でよく出会う女の子(クロエ・モレッツ似ならカンペキ!)を更生させるために、彼女を虐待するギャングの目に可能なら16秒以内に突っ込んでぶっ殺したりできないといけないわけです(リンク先1分10秒あたり参照。ここ10年ほど名優型だと思ってたおっさん俳優がいつの間にか無敵オヤジ化してるんだよな。リーアムニーソンなんかもう殺した人数が「シンドラーのリスト」の時に助けたユダヤ人の数越してるんじゃないか?)
昔師匠から「蕎麦猪口は奥さんがオヤジに投げつけたときに結構なダメージを与えられるようにしとくべき!」という謎の信念を受け継いだのでそれと併せて
「ショットグラスと蕎麦猪口は武器!」と言っておきたいと思います。
寸法 口径40~50φ 容積 30~60cc(1~2OZ)(まあ多い分には良いでしょ?)
肉厚=厚め、重量=重め(あえてボトムヘビーで!)
で考えてみたいと思うんですが、
ここで問題が・・・
1 このぐらいの径だと「飲むときに口縁の向こう側が鼻につっかえる」
これに関しては牛乳瓶みたいに上向いて飲むしかないね。多分そんな飲み方するんですよね? 左手はご自由に
イメージとしては
ざこ「チキン」
マーティ「なに?今なんつった?」
ざこ「ああ、何度でも言ってやるよ!このチキンが!」
マーティ「・・・」一気にあおる
みたいなシチュエーションのあの飲み方です。・・・多分。
2「目のまわりの窪みにつっこんで脳まで届く」んでしょうか?
ちょっと調べてみたところ、眼球 25φ 眼窩 35φぐらい?ノギスで自分のを測ってみたけどメモリが読めない。すんなりつっこむのは多分無理。
しょうがねえ、使う人の近接格闘スキルに期待しましょう。
などなど、どこまで本気かはさておいてその辺を基本軸に
高台の有無を含むデザイン、シルエット、縁作り
持ちやすさ、扱いやすさ、殺傷力(こだわるよ!)、
厚さ、重さ、丈夫さ、(古磁器向き?砥部とか?)
等を手癖と相談で
約100gの粘土玉からつくってみてちょっと厚めでがっちりした「ガラスのコップに負けるわけにはいかねえ!」マッコールさんとかアトミックブロンドのシャーリーズセロンに使ってもらえるようなのを目指してみます。
ショットグラス、
それはたくさん作りやすく、小さな窯でもたくさん焼ける、
変形や掘り込み、面取り、化粧掛け等しくじってもダメージが少ない
いろいろデザインや釉薬、絵付け等バリエーションを試しやすい
そこそこ良くできれば近所や友達に配ってもかっこいいし、テストピースにも最適では?
数がそろった時の「俺やった!感」「なんかプロっぽい!感」を感じられますよ。
しかもいつの間にか同サイズに揃える感覚、作業の段取りやテキパキ感も鍛えられるという考えれば考えるほど練習向き。いいことずくめじゃんか!
名前が「ショットグラス」ってのもカッコいいね。少なくとも俺の人生経験からはその生活感のないシャレオツっぽさが
皆さんもショットグラス、一緒に作ってみませんか?(なんだこのオチ?)
まあそんなん、小さめの蕎麦猪口とかグイノミじゃだめなのかとかいえないこともない感じですが、そこはとりあえず無視しましょう。だってショットグラスって言われたんだもん!
一応、釉抜きや絵付けといった今までやってなかった技法の練習も兼ねて試作中。
こっちは蕎麦猪口
作る、とか言っておいて考えただけだったね。制作編は需要があればそのうち
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