この手の乳鉢式の使用法の容器にはジルコニアはとても向いてる気がします。
まあもちろんジルコニアとその安定化剤のコンタミが問題になりにくい、という条件付きですが・・・
ジルコニアはモース硬度で8、アルミナ9より低い(ひっかき合いをすると負ける)んですが、靱性(粘り強さ)が比較にならないので結果的に強い=割れない、という性質です。こう言った場合我々が口にする「カタイ」という言葉の意味に対しては常々お客さんとの間で齟齬の無いように意識しています。
まず、硬い=割れないって意味ではないということ。
セラミックスでいうカタいは、
1・引っかき合い、こすり付けあいで強い=摩耗しにくい
2・ほぼほぼひん曲がらない、曲げようとする力に負けたときは曲がらずに割れます。
という意味がほとんどといっていい気がします。
これは特に他業種の方からの問い合わせでは非常に勘違いされることが多いです。
「セラミックスはカタいんでしょ。割れないんですよね」
「そういう意味じゃないです、セラミックスってセトモノなんで」みたいな会話を年に何回かします。
そりゃヤキモノ人でも、普段は普通にそういう意味で使っちゃいますけどね。
またどういった種類の硬さが優れてる方がいいのかってのも必要ならば確認しなきゃならないと。
まあこの話をここで書くのも毎年何回かやってる気もしてきましたが別にネタ切れじゃありませんよ。
焼成後機械加工ですので木口はぴったり合います。
ちょくちょく紹介してますが数種類サイズがあるのに同じ形状なので分かりにくい!
というわけで比較対象を置いてみました。
左がC3ヨーヨーデザインのアストレア
右がヨーヨーファクトリーのフライトプロ
前にイタリア人の放浪陶芸家に言われたんですが、いろんなところ回ってるけどヨーヨー好きのヤキモノ野郎は俺とお前しか知らん、だそうです。そんなことねえだろうけど。
肉厚は6~7㎜あるンですがすけすけです。
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