前回に続きまーす
記事中ではわかりやすく金属名が剥き出しですが、もちろん実際は化合物(多くは酸化物の形)のはずですよ。ただし焼成する以上酸化方向だけでなく還元されたり分解、揮発といろいろ工程上都合で何とも言えないっしょ。とりあえずここではひっくるめて銅、とかになってると考えてね。いちいちあげつらって○○の形なら無害だ!とか言うのはここでは無視して話が進みますよ!いちいち調べたければこのHP内の過去記事をご覧ください。いや、記事中最後に出てくるHPの方がイイか。
TOXIC MATERIALS
その物質、有毒につき
Another studio safety concern is the handling of toxic materials. I have already discussed methods for mitigating airborne particles, so I now want to focus on soluble materials. Because this class of contaminants will dissolve in water, they can be absorbed through your skin. The majority of soluble toxic materials are found in glaze labs where they are used as colorants or fluxes. As the focus of this book is wheel throwing, I will not spend a lot of time on this subject, but I want to high light a few particularly toxic materials. For a complete explanation of toxicity with glaze materials, I recommend you read John Britt's 『The Complete Guide to Mid-Range Glazes』.
工房内での安全性に関するもう1つの懸念が、有毒物質の取り扱いです。空気中の粉塵を軽減する方法については説明済みですから、可溶性物質に焦点を当てたいと思います。このクラス(性質?)の汚染物質は水に溶けますから、皮膚から吸収されえます。可溶性の有毒物質の大部分は、着色剤や媒溶剤として使用されるので、釉薬室にあります。この本はロクロの教本なので、このテーマに多くページを割くことはしませんが、私はいくつかの特に有毒な材料を強調したいと思います。釉薬材料の毒性の完全な説明については、John Brittの 『The Mid Guide to Mid-Range Glazes』を読むことをお勧めします。(訳者注:気になって記事のネタ用にこの本も入手しました、次に停電でもしたら取り上げますね。オレえらい!、なお著者のジョンブリットさんですが、調べてみたらしばらく前にMTBで派手にクラッシュして大怪我したそうで杖ついたりの怪我写真とや潰れたヘルメットの写真が・・・、今後の仕事に別条はないようで安心しましたが、他人ごとではないっすな。安全に行こうぜ)
There are some ceramic materials that you must be aware of at all times if they are in your studio.Think about them like hyperactive teenagers that might bring you happiness but can easily get out of control if you are not paying attention. Materials in this category include chrome, manganese, copper,vanadium, and other soluble heavy-metal colorants.These materials should be kept in a hard plastic container to reduce spillage and unwanted contamination. The only material in this category that you are likely to come into contact with on the wheel is manganese. Many black clays have a percentage of manganese to help them achieve their rich colors. If you choose to use these clays, I recommend wearing plastic gloves when you are forming the clay. I also recommend you take special care when firing to insure no fumes from the kiln enter your studio air supply. A kiln-venting system that exhausts fumes outside your studio is recommended if you plan to use these on a regular basis.
工房に置いてあるなら、常に注意する必要があるセラミック素材がいくつかあります。それらに対しては、あなたに幸せをもたらすかもしれないが、ケアを怠ると簡単に暴走する可能性もある活発過ぎるティーンエイジャーのように考えてください(アメリカンジョークっぽいのきた!)。このカテゴリの材料には、クロム、マンガン、銅、バナジウム、およびその他の可溶性重金属着色剤が含まれています。こぼしたりや不要な汚染を引き起こさないためには、これらの材料を硬質プラスチック容器に保管する必要があります。
これらの内でロクロ作業中接触する可能性が高い唯一の材料はマンガンです(訳者注:この文章はロクロ教本中のある一章から引用しています)。多くの黒粘土に、豊かな色を実現するためにマンガンが含まれています。これらの粘土を使用することを選択した場合、成形作業時にプラスチック手袋を着用することをお勧めします。
また、焼成時の煙(排気)が工房内の空気に混入しないように、窯焚きの際には特別注意を払いましょう。定期的にこれらを使用する場合は、スタジオの外へ煙を排出するベントシステム(廃棄処理システム)をお勧めします。(訳者注:マンガンや銅の酸化物は焼成時の揮発性が大変高いです。すぐ隣の品物が赤とか緑に滲んじゃうあれはその証拠ですよ!)
There are other ceramic materials that I recommend you avoid all together unless absolutely necessary lead, uranium, barium, cadmium, and coloring sulfates are in this category. While these do vary in toxicity, the main reason I recommend avoiding them is that ceramic technology has provided us acceptable substitutes. The toxicity risk is not worth the reward.
For up-to-date substitutions for toxic materials, you can visit www.digitalfire.com.
絶対に必要だ!ってんでなければ、すべて一様に避けた方がいいセラミック材料はほかにもあります。鉛、ウラン、バリウム、カドミウム、着色硫酸塩がこのカテゴリに含まれます。これらは毒性がそれぞれ異なりますが、現代のセラミック技術は我々が十分受け入れられるレベルの代替品を提供しているので、これらをあえて使うリスクを避けるようお勧めします。毒性のリスクは(使って得られる)見返りと勘定が合いません。
有毒物質の最新の代替品を調べたいのなら、www.digitalfire.comをご覧ください。
次は姿勢に関してですよ~
続く
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