珍しく、というと普段どうなんだよ!と言われそうですが、てこずってる制作品がありまして、割れるんですよね。
決定的な対策が思い浮かばず、依頼の個数や納期等、もろもろの関係で、型から新規に作り直して、というよりは、歩留まりがメチャ悪いだけで数さえ起こせば足りるから、という一番ダサい解決策をとることにしました。個人的に二番目にダサい解決策は、設計しくじったりして石膏壊せばできるから品物一個に対して型一個一回の焦土作戦ですな。
ヤキモノ作るうえで失敗なんてのはゴマンとあるんですが、失敗中の失敗、それは割れです。多分。
歪みや収縮の読み間違いなんてのは割れに比べればかわいいもんです。知らんけど。
割れる理由や原因はさておき、割れるタイミングっつうのがありまして、
1・成形中に割れる。これは鋳込み特有な気もしますが、型の中でもう割れてる、離型するときに割れちゃう。といったあたり。
2・乾燥中に割れる
3・窯の中で割れる
そしてそのほかに、仕上げ中、釉掛け中、窯詰め窯出し中、検品中、梱包中、愛玩中などにぶっつける、落っことす、ひっくり返す等々ひっくるめたものとして
4・要はハンドリングエラー、があります。
普通はこの中のどれかひとつぐらいなもんですが、ごくまれに「1注文中に全部起こる!」悪魔的製品があるんですよね。
サイクルヒットと言います(以前誰かが言ってた)
その仕事で通算3度目の達成しました!イエーイ!ボビー・ローズに並びました(笑。
上の4項目で言うと三塁打にあたるほど難しい条件のものは無いので、皆さんもぜひサイクルヒット狙ってみてくださあい!
繰り返しますが、写真は記事の内容と無関係のアルミナるつぼです
0 件のコメント:
コメントを投稿