大体1年~2年ぐらいで交換時期が来ます。1年も幅があるのは何かガスが出ざるを得ない焼成や、1500℃超えてのキープ時間が長くなる焼成が多かった場合なんかは傷みが早いですし、やはり個体差や事故的な破損。また構造上発熱部分と非発熱部の生接着してある継ぎ目がどうしても一番切れやすいんですが、上手くついてるのとそうでないのがどうしてもあるんですよね。
ずっとこれ使ってますが、今のところ交換してしばらくしないうちにぽろっと取れるようなことはないので俺が言っても何のバロメーターにもなりませんが大したもんですね。すごい!
とはいえ、そこはセラミックスの生接着ということで、うち担当の営業さん(たぶんアニオタ)は「早々にとれちゃったらすぐ連絡ください」と言ってますので中にはそんなこともあるよねえ。
一番手前が古いもの、二本目から奥が新品
外したのはシリカが噴出したガラスが粘菌みたいになってます
全部外したもの、痛み方も個体差アリアリ
左のは接着部から外れたもの
やきもの屋にはよくある話ですが、電気炉も自作したものです。配線は三相のそれぞれもパラレルにして六系統順番に並ぶように配置してあるので、たとえ一か所折れ飛んでも通電しないヒーターが最小で済み、発熱のない個所も固まらないようにしています。
多分この設計のおかげで、ヒーター破損することはたまにありますが、温度上がらなかった、なんて事態は一度もないです。
割れ口見るとこんな感じ。割れてない。剥がれてますね。
今回はずいぶん使ったので十分。お疲れ様!
先日も書きましたが炭化ケイ素はそのまま呼ばれずに「カーボランダム」って言われることも多いんですが、やはりそれはもともと会社名だそうです。SiC(エスアイシー)と言ってあげましょう。AKBみたいだけど。
このようなヒーターに関してはかなり多くの人が「シリコニット」って呼んでますが、じつはこれも商品名で社名。
マチャアキの西遊記世代にはこの如意棒感がたまらん!
ただし振り回したら死刑!
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