2019年5月22日水曜日

四角いるつぼ 高純度アルミナ

 るつぼとユーザーさんの呼び名ではありますが、金属溶解をするわけではなくてすでに形になってるものを熱処理するための容器なので、サヤ、セッターとしての使い方ですね。


 通常の筒型、碗形と違って炉内のデッドスペースをなくすことができるのが四角い形状の利点ですが、構造上どうしても熱衝撃にも機械的にも強度は落ちます。というよりどうしても角(しかも入隅側)から割れてきますね。セラミックスが平面を保つのも難しいので側面もへこんだり膨らんだり歪みやすいですし、粘りのない材質の場合割れにつながります。

 もちろん材質と形状(プラス小細工や工夫)、使用条件との相性次第ですから、でいくらでも四角箱型の耐火物はあるんですが、構造的にはそういう弱点があるよって話ですね。
 
 特に金属溶解ルツボの場合、メルトした時に重量的な圧力等負荷がかなりかかりますし、るつぼの壁に溶湯が突然触れるという熱衝撃的負荷も大きいですので、どうしてもそうでなければまずいってんでなければお勧めしません。
 
 なんで角から割れるのか、とか形状的有利不利の機械的問題についてはなんとなくは理屈あるんですが経験的なもので解説に自信がなく、いつもの「突飛なたとえとかジョーダンで目くらましをする」ってのもネタが思い浮かびませんでしたので割愛します。



 今朝、水が出ないっつってたたき起こされて井戸を見に行くと確かに動いてない。通電してないみたい。
 配電盤を確かめに工場に行くと工場は蛍光灯もつかない、停電。チェックしたら当然遮断器が切れてる。上げてもすぐ落ちる。漏電してる!
 一個一個確認すると井戸ポンプ!水が出ないんじゃ仕事はおろかウンコもできねー!故障だったらヤバいなーとカバーを外す。ランプも当然点いていない…
 絶望的な気分で端子のゴムカバーをめくってみたら…


自爆テロ!

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